杉江寿門

人物

初代 寿門

常滑焼の名工(1827−1897)

水簸を三年かけ精製し還元焼成の最後に酸化させる創意工夫の製法を駆使し、朱泥焼、特に紫砂と呼ばれる当時の究極の到達点とされた技術の完成に魂を注いだ。
特に寿門の作は精緻で品格が有り、当時も中国宜興窯の本格的な製法であったパンパン製法を本格的に学ぶために金士恒を招き、さらなる技術向上に注力した。量産に向かないパンパン製法では量産の常滑焼に完全なこの製法を続けることができなかったが、轆轤づくりの中心の量産となった今日でも、その宜興窯の伝統製法の影響は大きい。

作品

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